500日を生きた天使 ネタバレ注意!無料版3話「渓太郎が犯されていた病魔の正体とは?」

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こんにちは。
前回、病名が発覚し、確立された治療法がないこと。
また渓太郎の余命が3ヶ月ということが明らかになりました。

私も母親ですから、ついもし自分だったら、と考えてしまいます。
「偶然」今の所大きな病気も怪我もなく成長してくれたけれど
これは「当たり前」のことではないんですよね……。

さて、引き続き3話目を読んで行きましょう。
幼い体には辛い治療の日々が待っているのでしょうか?
読み進めるにも覚悟が必要ですね。


500日を生きた天使3話のあらすじ。ネタバレあり

いよいよ本格的な入院生活、そしてガンの治療――抗がん剤の投与が始まります。
抗がん剤と言えば、がん細胞を攻撃するだけではなく、正常な細胞も損傷を受ける治療です。

強い毒を投与して細胞を攻撃することで、がん細胞を殺すもので
髪の毛が抜けてしまったり、食事ができなくなったり、大人でもとても辛い治療で知られています。

私の周囲にもがん治療を行った方がいますが、24時間強い吐き気でとても大変だったそうです。
それをたった4ヶ月の赤ちゃんに行う……。
生きるために必要なこととは言え、治療に必要なこととは言え、過酷なことですよね。

みゆきは自分のことは忘れて、頭の中は渓太郎のことでいっぱい。
まさに寝食を忘れるとはこのことで、トイレに行くことも食事に行くことも忘れるような状態です。

幸いにも抗がん剤の副作用はほとんど出ず、渓太郎は大部屋に移ることになります。
そこには渓太郎と同じように小児がんと戦っている子どもたちがたくさんいる場所でした。

そんな時、病室の窓ごしに何度もみゆきと渓太郎の元を訪れる女の子と出会います。
彼女は窓ごしに「いないばぁ」や「変顔」をして渓太郎を笑わせようとします。

普通に考えれば、赤ちゃんをあやしてくれる優しい女の子なんでしょうが
疲れ切っているみゆきは、その女の子に対して、ありがた迷惑、鬱陶しさを感じます。
また同室になった他のお母さんに対しても、モヤモヤを感じます。

貧すれば鈍するというように、普段ならなんでもないことでも
精神的に追い詰められて崖っぷちにいるみゆきにとっては、全てがマイナスに見えてしまうんですね。


500日を生きた天使3話の感想 このシーンに注目!

女の子(美穂ちゃん)が渓太郎をあやすシーン

同じ病棟に入院している中学生くらいの女の子、美穂が
何度も渓太郎の元を訪れて窓ごしにあの手この手で笑わせよう
興味を引こうとアピールするのですが、最初、みゆきはこれを鬱陶しく感じます。

「赤ちゃんが珍しいのかな」「やっと帰っていった」「渓ちゃんで遊ばれているみたいだな」
「もういいじゃない 私たちあなたのおもちゃじゃないのよ」「いつになったら飽きてくれるのかしら」と
思うのですが、ある瞬間に「私にやってた…?」と気づきます。

美穂は渓太郎をあやすだけではなく、つらそうな顔をしているみゆきこそ笑わせようとしていたんですね。
そして「いつもきてくれてありがとう……!」と気持ちが変化していきます。
たぶん、美穂は他にも沢山の同じような状況の子どもたちや母親を何度も目にしているのでしょう。
そして辛い顔をしているお母さんたちに、何かできることがないか、考えていたんでしょうね。
とても健気……!どうかせめて、美穂の病気は治ってほしいな…!
そして夢(保育士)を叶えて欲しいです。

「お母さんには笑っててほしいんだよね」 美穂がみゆきを励ますシーン

我が子が心配なのは当たり前。
でも子供からしたら、自分のせいで親が暗い顔をしているのはとても悲しいこと。

ついつい渓太郎が心配で、自分だけの目線でしか考えられなくなっていたみゆきですが
このセリフで、渓太郎の目線、患者の目線からのを知ることになります。
辛くても、それに母親が負けたら、子供も頑張れないんですよね……。


病気と闘うって、生半可じゃない!

辛い時、苦しい時、ついつい自分本位に陥ってしまいがちです。
世界で一番辛いのは自分なんじゃないか。
実際に誰が一番辛いとか、苦しさを数値化することなんかできないのに
ついそういう気持ちになってしまいがちです。

でも、病気と本気で闘うには、母親が希望を持たなくては始まりません。
治らないかもと悲観していれば、なんにもできなくなってしまうんですよね。

とは言え、それが現実に自分にもできるかっていうと、、、とても難しいでしょうね。
自分だったら、こんな風に気づくことができたか?考えてしまいます。

 

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