500日を生きた天使 ネタバレ注意!無料版8話「抗がん剤の効果に希望の光が」

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3回目の抗がん剤治療により渓太郎の腫瘍がかなり小さくなりました。

治療法も確立されていないと言われていた小児がんですが

副作用に耐えたかいがあって、治療に効果が出たと喜ぶみゆき。

もしかしたらこれなら、いずれ渓太郎は病に打ち勝つことができるかも!?

 

というところで終わりました。

でもタイトルが「500日を生きた」ですからね。

冒頭で盛大なネタバレをしているくらいなので、油断は全くできません。

今回も引き続き8話目を読んでいきましょう。

 

 

500日を生きた天使8話のあらすじ。ネタバレあり

 

3回目の治療で腫瘍が小さくなったことを喜ぶみゆきですが

そんな喜ぶ気持ちに水を差すようなことを佐藤先生から告げられます。

 

「今回もかなり強い薬を使ったんです

 もう少し効果があるかと思ったんですが……」

 

しかし、治療を初めてから4ヶ月で腫瘍が小さくなったことで

このまま治療を続けていれば、更に4ヶ月後にがもっと腫瘍が小さくなり

退院できるかもしれない!とついつい浮かれてしまうみゆき。

 

決して楽観していい状況ではないにもかかわらず『4ヶ月後』を想像してしまいます。

4ヶ月後には渓太郎が1才の誕生日を迎えることから

誕生日のプレゼントは何がいいかと浮かれます。

 

ほどなく渓太郎が初節句を迎えます。

兜を被り、小さな鯉のぼりを持ち、歩行器に乗る渓太郎。

来年には「でっかいこいのぼりを買ってやるからな!」「人形飾りもね!」

「来年は渓太郎も(柏餅を)食べられるかなぁ」と暖かい気持ちでいっぱいになります。

 

余命3ヶ月と言われたにも関わらず、ここまで頑張れた渓太郎なら

もしかしたら来年の初節句を迎えることできるかもしれないと

ついつい楽観的な気持ちになってしまいます。

 

ところが5回目の抗がん剤治療が行われた時に、渓太郎に異変が起こります。

いつもより副作用の効果が強くでてしまい、体調の戻りが遅いのです。

そして検査を受けた結果……みゆき達に告げられたのは、かなり厳しい内容でした。

 

なんと、渓太郎のガンは薬への体制ができてしまい

逆に驚くほどの速さで進行していることがわかったのです。

そして夫婦にとても残酷な選択を迫られます。

 

 

500日を生きた天使8話の感想 このシーンに注目!

 「みゆきは私の子だから 私が支えてやりたいのよ」 母の優しさがわかるシーン

 

「お母さん…ごめんなさい……

 私がちゃんと元気に渓ちゃんを産んであげられなかったから…

 初孫でこんなに悲しい顔をさせちゃってる……」

と母に対して申し訳ない気持ちになるみゆきですが

母のセリフに親心が現れているのです。

 

「渓ちゃんはみゆきの子だから私は支えてあげられないけど

 みゆきは私の子だから 私が支えてやりたいのよ」

と力強く励ましてくれるのです。

 

「車の運転も大分上手くなったわよ

 高速も乗れるようになったのよ」と言います。

ここまで、母は近場しか運転したことがなかったのでしょう。

この歳で高速も乗れるようになったと言うのは、とても驚くようなことだと思います。

 

高速を使うような距離の病院まで、毎日お弁当を作って届ける母の偉大さ。

みゆきが渓太郎を思うように、みゆきも母親にとっては大事な子どもなんですよね。

母親の愛情をこんな風に感じられることって、大人になってからはなかなかないことです。

 

「おうちに帰りますか?」 渓太郎の命の期限が告げられるシーン

主治医である桜井先生から告げられる残酷な命の期限と

治療を継続するかどうかの選択肢を迫られるシーンはクライマックスと言えるシーンです。

 

これ、もしも同じ選択肢を迫られたとしたら、どうするでしょうか?

治療の見込みがなくても、1分1秒命を永らえさせるために辛い治療を続けるのか。

それとも穏やかに過ごせる数日を取るのか。

本当に考えてしまいますね……

 

 

0.1%の奇跡を信じたいです……!

 

究極の選択は、渓太郎が自分の意志を告げられる年齢ではないからこそ

全ての責任が自分達に伸し掛かるわけで……

どっちを選んでも後悔しか残らないのではないかと思ってしまいます。

 

「先がわからない命ですから 後悔のないようにご家族で

 幸せな時間を過ごしてください」

 

と言われたって、後悔しないわけがない。

ついつい「たられば」を考えちゃうんじゃないかなぁ……。

子どもを失うって人生で最大の苦しみに対して

後悔のない選択肢って存在するんでしょうか?

 

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